滞在アーティスト計画

2017 - 2018

台中国家歌劇院は台湾中部に構える、芸術に新たな地平を切り拓く拠点です。台湾国内や海外の優れた舞台芸術を呼び込み、育成し、目新しい劇場空間で多様性やクリエイティビティを表現し、私たちの中にある観賞に関する既存の認知を覆し、アート産業の活性化を促します。

歌劇院は公演や創作の発展を促すべく、「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」を推進しており、歌劇院が持つ資源を創作の後ろ盾や対話のプラットフォームに活用し、創作から観客にお見せするまで、全面的なサポートを提供しています。

2017-2018年、歌劇院は国際的なダンザーで台湾台東パイワン族「ハッピー・ウォリアーズ」のブラレヤン・パガラファ（布拉瑞揚・帕格勒、Bulareyaung Pagarlava）をプログラムに招聘。2017年3月、台中アーティスト公募によって民国70年代（1981年〜1990年）に生まれた二人の若いアーティスト王靖惇、顔寧志をアーティスト・イン・レジデンスに選出しました。

歌劇院は、創作経験や情熱を兼持つアーティストと若い会場が出会い、創作エネルギーの交流場所になり、またアーティストそれぞれが地元住民の視点や他所から来た人の目線で、台中の文化やコミュニティーと交流し、ご自分が持つ経験を活かし、市民参加を拡大させ、美的教育資源を共有し、文化視野を広げ、人々の意識を高める活動を行うことで、台湾中部にクリエイティブの新たな糧をもたらしたいと願っています。