ベルギー スティル・ライフカンパニー『FLESH』
03/16(土)14:3003/16(土)19:3003/17(日)14:30
人生では突然急転直下の状況に直面するときがあります。フランスのアヴィニョン芸術祭、イギリスのロンドン・インターナショナル・マイム・フェスティバルで好評を博したベルギーのCOMPAGNIE Still Lifeによる『FLESH』は、セリフのないブラックユーモアの4つの短編劇からなる作品です。悲喜こもごもの日常生活の中で、危篤の床にある肉親、整形手術後の包帯が解かれた夜、タイタニック号のVR大冒険、母親の遺灰を均等に分けることにこだわる兄妹たち、というテーマで肉体の存在と不在について探求します。役者たちのきめ細やかな身体的語彙に引き込まれ、人生と身体について改めて考えさせられる作品です。
「死はいつも影のようにつきまとい、私達にまだ生きていることを気づかせてくれる」。スティル・ライフカンパニーは初演作品『人は死から逃れることはできない(Où les hommes mourraient encore)』以来、常に飾り気のない、それでいてユニークな方法で「死」をテーマとする作品を作り続けています。クリエーターのソフィー・リンズモーSophie Linsmaux)とアウレリオ・メルゴラ(Aurelio Mergola)は、ともにハイパーリアリズム彫刻家ロン・ミュエク(Ron Mueck)の大ファンで、舞台で本物と偽物や虚実の区別がつきにくく、かつ日常の景色が一転するような作品を作りたいと考えていました。「私達は皆さんに違った方法で世界を見てもらいたいと思い、ダイアローグのない、それでいて意義に満ちた舞台を作りたいのです。」
イギリスの週刊誌『The Stage』では、「『FLESH』は不合理、苦痛、そして人を不安にさせるといった情緒の間からある種のバランスを見出すことのできる作品だ」と評価されています。
ベルギー スティル・ライフカンパニー『FLESH』
演劇|身体劇場
上演時間約80分、途中休憩はありません
500/800/1200/1500
※上演時間約80分、途中休憩はありません
※推奨年齢15歳以上