

2019 NTT-TIFA 奇巧劇団╳台湾豫劇団「未来の処方箋」
06/01(土)14:3006/02(日)14:30
明るく欠点のない惑星、人類はついに完璧な処方箋を見つけた
医者、病人,そして想像上の友人──
見えない曲がり角に 誰がこっそり非科学的な奇跡を隠したのか
新地球紀元298年、本格的に人工知能(AI)の時代となる。科学技術は進化を続け、人類の知能指数は下がり続け、政府はAIが取り仕切っている。こうした世の中では、人は余り「故障」した人は「修復」に送られる。医者の安辰丁と患者が「修復」中に自由きままに語り合ったことが医師の考え方を触発する。医者は、自分自身は知能指数が高く、人類の心の医者だと思っているが、人の知能指数が100%に達した時、自分の存在意義は一体なんなのか。病人番号2537の患者は、いつも病室でわけのわからない言葉をつぶやいている。しかし、このつぶやきが医者の心を動かし人生や意義について考えさせる。これは自由な魂の声なのか。われわれはどんな一生を追求しようとしているのだろうか、と。
『未来の処方箋』はチェーホフの古典小説「六号病棟」に題材を得、議論を通じ人類の原始的な本質と選択の自由を呼び起こす。新世代脚本演出家の劉建幗と舞台演出家の符宏の共作で、台湾豫劇のクイーン王海玲と台湾豫劇団の人気役者で花旦・小生役の蕭揚玲、劉建華が主演。。未来の時空に豫劇、歌仔戲、現代劇が織り混ざる。曲調の変化を聞きながら,人生の無常を咀嚼し、修復される病室の世界から自由な魂を覗き見る。
台湾の豫劇は王海玲があるから存在し、王海玲がいるから素晴らしくもある。──第四回国家文芸賞批評
演出の劉建幗は、歌仔戲にリアリティーのある現代の意識をもたせることで、歌仔戲を現在の台湾における最も代表的な演劇へと成した。──詩人演出家 鴻鴻
符宏征が演出する作品には、洗練された、精確で、独創性が豊かで強烈な濃淡といった特性がある。─アヴィニョン演劇祭 「ル・フィガロ』ブログ
奇巧劇団
2004年、南台湾で成立された。2014年以降、連続して文化部の「傑出分級獎助団隊」に選出される。王海玲と劉建華(小名「奇」)、劉建幗(小名「巧」)の母娘三人がコアメンバー。奇巧劇団は「伝統」と「革新」を常に意識しながら、さまざまな劇や音楽を融合させた伝統劇を生み出そうと、現代オペラの美学に近づけながら,多元的で原作とはスタイルが異なる作品を作り出している。若い世代に見てもらおうと、軽やかな表現手法に新世代が使う言葉を作品で用いている。
台湾豫劇団
河南に発する「梆子」系の劇で,北方の実直さ、奔放さ、勇猛さの特色も兼ね備えている。台湾豫劇団は高雄の左営に始まり、60年あまりの歳月をかけて発展してきた。王海玲と新たに育った新世代の役者たちは、衣装では伝統を受け継ぎ、さらに芸の精進という責任を肩に、海外公演の数を重ね、努力と革新を続けながら、台湾の風情や芸術的要素を取り入れた台湾独特の豫劇を創り上げてきた。每年、新作を制作し現代劇場の精鋭たちとともに教育推進を進めている。
制作/奇巧劇団、国立伝統芸術中心台湾豫劇団
ゼネラルプロデューサー/彭宏志
芸術総監督/王海玲
演出/符宏征
脚本/劉建幗
舞台・人形/張哲龍
照明/黄祖延
音楽/柯智豪
戲曲節回し/王海玲
衣装/林恒正
キービジュアル・撮影/林育全
プロデューサー/潘潞漪
劇団マネージャー/林娟妃、陳璟慧
エグゼクティブプロデューサー/林春輝
出演/王海玲、蕭揚玲、劉建華、薛美華、鄭舜文
演奏/台湾豫劇団
2019 NTT-TIFA 奇巧劇団╳台湾豫劇団「未来の処方箋」
演劇|伝統戯曲
その他の会場
新作、歌劇院初演、上演時間は公演の一週間前に発表いたします
台湾語、中国語での上演・中国語、英語歌詞の字幕あり
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※新作、歌劇院初演、上演時間は公演の一週間前に発表いたします
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