【キャンセル】真快楽掌中劇団『孟婆・湯』
07/10(土)14:3007/10(土)19:3007/11(日)14:30
忘れ生まれ変わることができるなら 私は孟婆湯を飲む
『孟婆・湯』は、真快楽掌中劇団の芸術顧問江賜美が、人形劇演出家の鄭嘉音、脚本家の姜富琴らとともに、布袋戲の伝統的な枠組みを取り払い、古典的な女性の役である王宝釧、潘金蓮、白素貞を女性の観点から再解釈した作品です。地獄への出入り口の橋のたもとにいつも佇んでいる「孟婆」とともに運命を振り返り、やさしく慰めて「孟婆湯」を飲む決心を促します。
布袋戲のせりふまわし、人形の操り方、北管音楽等がもつ伝統的な要素をベースとして、さらに、光、お面、オブジェなどを使った現代的な演劇の要素を組み合わせ、伝統的な布袋戲の舞台から一転して、何もない舞台に登場する幕が登場人物の役柄や状況に応じて変化していきます。『孟婆・湯』では影絵と実際の役者とが舞台上で共演し、古典的な布袋戲の人形と現代劇の人形が絡み合い、伝統的な布袋戲と現代的な人形劇が舞台で見事に融合します。
真快楽掌中劇団
江賜美の創設による家族3代が経営する劇団。息子の柯加財は、布袋戲の監督、演出に携わること50年あまり。台湾における布袋戲操り師の重要人物。第三代の孫、柯世宏と柯世華は家業を継ぎ、伝統的な人形劇と西洋人形劇双方を学び、新世代の布袋戲の担い手として期待されている。近年、第三代による布袋戲は、布袋戲の枠組みや題材を越えた演出を行い、各界から大きな反響と好評を得ている。2018年には『孟婆・湯』を携え、台湾を代表してフランスのアヴィニョン演劇祭に参加。また、第17回屆台新芸術賞では年度舞台芸術賞の最終候補に選出、第29回伝芸金曲賞「最優秀団体演出賞」を受賞している。
布袋戲芸術顧問/江賜美
布袋戲指導/柯加財
演出/鄭嘉音
脚本/姜富琴、柯世宏
照明デザイン/ヘルミフィタ
音響デザイン/姜建興
作曲/吳雅婷
人形デザイン/梁夢涵、柯世宏、柯世華
俳優/柯世宏、柯世華、劉毓真
バックステージ ミュージシャン/姜建興