新芸術計画『消える前に好きになってくれる?』
05/13(土)14:3005/14(日)14:3005/14(日)19:3005/19(金)19:3005/20(土)14:3005/20(土)19:3005/21(日)14:30
放電場の方のショーは、そんな光の影に合わせて、少し衝突しているようですが、違和感もなく、映像が美しいです。—当時電幻1号所長(現在は台電新聞部課長)を務めていた徐誉魁
盧子涵は台湾電力と橋を架け、台湾電力幻1号所で光と影の変幻に満ちた「放電場」で人々と踊り、芸術と緑を結びつけて大衆の生活に入ることを実践した。—『天下雑誌』
辛い時にはとにかく走るのが一番と言った人がいます。走って力を使い切ったら辛くなくなると言うのです。
息づかい、たたく音、楽器の音が、暗闇の中で懸命に躍動し駆け抜けます。空気中に一筋のかすかな光がどんどんに明るくなってくるのがわかるのですが、それが、いつ消えてしまうかはわかりません。それを見ながら、グリーンエネルギーの懐中電灯を握りしめ探そうとしてはみるものの、最後は力尽き、エネルギーも使い果たし、すべてが消えていってしまいます……。
パフォーマーの「見られたい」エネルギーを「見える」光に変え、それが楽器の音を奏で、さらにそれが身体に触れて踊ることにつながるのであれば、エネルギー循環型の電気のいらないパフォーマンスが実現し、観客のみなさんも一緒になって自分の『ロンド』を奏でることができるのではと思います。
「人間ピカチュー」と呼ばれる盧子涵は、グリーンエネルギーアートの創作や持続参加型の教学方法に長く携わってきました。魚が泳ぐことで波が起き、それが発電につながるという発想から、ダンサーは魚と同じように手を動かしたり体を曲げたりすることで圧電板を介して電流を発生させ、会場全体の電気量を供給します。サステナブル・シアターという世界的な流れに対応すべく、国立中興大学材料・工程学科と協力して設計した装置「発電床」は二酸化酸素を全く排出せず、身体が発電したグリーンエネルギーによってパフォーマンスが行われます。
クリエイター・プランナー/盧子涵
共同制作/張伯豪、柯昭銘
グリーンエネルギー装置の設計と製作/国立中興大学材料学部頼盈至教授実験室
パフォーマー及びアクション創作/何晏妤、楊正綸、謝宛霖
サウンドグリーンエネルギー設計と製作/Ruben Rübe
グラフィックデザイン/江品萱
撮影/呉伽莉、エリック
エグゼクティブプロダクション/琥山音楽スタジオ
新芸術計画『消える前に好きになってくれる?』
ダンス|デジタルアート
凸凸ホール
上演時間 約60分 休憩なし
400
●上演時間 約60分 休憩なし
●遅刻または途中で席を立つ観客は、現場のサービススタッフに従って出入りを手配する必要があります
●7歳以上の方におすすめ
●公演中は、録画、録音、写真撮影をしないでください。また、音や光源を出す電子製品をオフにしてください