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江之翠劇場『行過洛津(洛津への道行)』 江之翠劇場『行過洛津(洛津への道行)』

江之翠劇場『行過洛津(洛津への道行)』

12/11(土)14:3012/12(日)14:30

伝統戯曲
中劇場
作品紹介

洛津は鹿港の旧名で、清末には商いで非常に栄えました。初めて台湾にやってきた梨園戯劇団の男旦(女形)許情は、閩南地方で話題となった物語『陳三五娘』の見せ場〈留傘〉で評判を呼び、鹿港の名家、烏秋に気に入られて後援を受けることになりました。許情が次に洛津へ赴いたとき年若い歌妓の阿婠と出会い、恋心を覚えました。男が女方を演じるのは舞台の上だけのことと気付き、男の面立ちに戻ることを決心し、青年(小生)として本来の姿を見せます。お堅い地方官吏の朱仕光は、許情の男性としての美しさに惑い、強引に自分のものにしようとします。自律たりえない役者は権力によって性的な志向を束縛され、ジェンダーの越境を経験したことよってアイデンティティを見失っていきます。長い年月が過ぎ、洛津を再訪した許情は、若かった頃に思いを寄せた阿婠と再会しました。許情は50歳近い太鼓打ちになっており、慚愧に堪えず、阿婠が自分だと気づかずにいても、あえて名乗り出ることはしませんでした。

『洛津への道行』は南管オペラと現代劇を融合させた作品で、国家文学賞受賞者の施叔青が著した「台湾三部曲」の一作目の小説を改編したものです。伝統的な戯曲と現代劇が交錯し、『陳三五娘』の〈留傘〉が劇中劇として作中を貫きます。ステージでは2つの劇が演じられ、その対照、連携、また、複雑に絡み合う台湾の庶民史を、役者の眼差しから細やかに描き、底辺を生きる人々の卑賤さを描き出します。許情の半生にみられる光と影は、鹿港が50年の間に経験した繁栄と没落に呼応しています。

創作/制作チーム

江之翠劇場

1993年の創立。伝統的な南管オペラと梨園戯の融合による劇場パフォーミング・アートに取り組み、古代のスピリットを現代社会において変容させる新機軸を模索し、伝統芸術の素地のなかに、斬新かつ全く異なる表現のヒントを探している。2017年、台北市で再スタートを切り、シニアメンバーの陳佳雯と魏美慧がそれぞれ正副団長に就任した。南管オペラの美の普及に尽力すると同時に、前団長の周逸昌が打ち出した南管オペラの現代化という理念をさらに推し進め、伝統芸術に現代的なエッセンスを加えていこうと試みている。

イベント名

江之翠劇場『行過洛津(洛津への道行)』

ジャンル

伝統戯曲

日時
2021/12/11(土)14:302021/12/12(日)14:30
会場

中劇場

客席からの視点
上演時間

上演時間約90分、途中休憩はありません

言語/字幕

中国語、台湾語(鹿港アクセント)、泉州語で上演。中国語、英語字幕。

料金

400/600/800

注意事項

※上演時間約90分、途中休憩はありません

※中国語、台湾語(鹿港アクセント)、泉州語で上演。中国語、英語字幕

※推奨年齢7歳以上

※開演時間に遅れたり途中退出をご希望の場合は、係員の案内に従ってください

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