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フランツ・レハールのオペレッタ「微笑みの国」 フランツ・レハールのオペレッタ「微笑みの国」

フランツ・レハールのオペレッタ「微笑みの国」

12/20(金)19:3012/22(日)14:30

オペラ
中劇場
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作品紹介

恋する人必修の愛の政治学、レハールのオペレッタへの現代的視点

『微笑みの国』は、オーストリアの作曲家、レハールが『メリー・ウィドウ』に続いて、1929年に発表したロマンチック・オペレッタです。オーストリアの伯爵家の令嬢リーザは、ウィーンの舞踏会で中国のスー・チョン殿下と出会い、2人は相思相愛の仲となりますが、殿下は、本国での責任を果たすためにリーザと別れなければならなくなります。リーザは彼を追って中国にやってきますが、中国のしきたりで殿下は複数の妻と結婚することができるという伝統を受け入れることができず、気持ちが晴れないまま、去ることを選びました。第2幕のアリア君こそ我が心のすべて」(Dein ist mein ganzes Herz)は、劇中で最もよく知られた曲目です。

『微笑みの国』は1929年にベルリンのメトロポール劇場で初演されてから広く知られるようになりました。今回の公演は、米国在住の指揮者・張致遠、著名な舞台監督の王嘉明、編曲家であり音楽デザインの林芳宜が、国内の声楽家やNTT×勇源歌劇合唱団と手を携え、レハールによるオペレッタを再解釈したものです。王嘉明は、物語の時間と空間を現代に移し、東洋と西洋という二項対立を強調せず、音楽では、編曲家であり音楽デザインを手掛ける林芳宜が全く新しい様相を打ち出し、パンク・ロックとニューエイジ・ミュージックをアナロジーとして、聖と俗、道徳と欲望の弁証の中に、微笑みの仮面と愛の政治学を浮き彫りにします。

創作/制作チーム

指揮/張致遠(ジャン・ジーユエン)

ニューヨーク・ジュリアード音楽院の管絃楽指揮修士、ボストン大学で音楽演奏学士およびパーカッション修士。これまでに、台北市立交響楽団の指揮アシスタント、国立台湾交響楽団バイオリン演奏団員、国立嘉義大学管絃楽団の指揮、国立清水高校管絃楽団の指揮、草屯中学校管絃楽団の指揮、双十中学校と光復小学校のバイオリン教師を歴任。2023年の第5回ブカレスト交響楽団国際指揮コンクールで最高位を獲得し、受賞者コンサートではブカレスト交響楽団を指揮し、ベートーベンの『英雄』でたいへん好評を博した。世界的な指揮者として知られるマエストロのエリアフ・インバル、ジョン・アクセルロッド、そして水藍は、に最も深い影響を与えた3人の指揮者である。

 

監督/王嘉明(ワン・ジァーミン)

国立台湾大学地理系卒業、国立台北芸術大学劇場芸術創作大学院修了。現在、「Shakespeare's Wild Sisters Group」劇団の団長。その創作は、複雑な構成と実験的かつ大衆的な特徴を持ち、パフォーマンスを独特なスタイルでデザインすることにより、舞台表現の可能性について、パフォーマーとともに探求し、向き合い、考える。2018年の東京芸術祭では『珈琲時光』の脚本・演出に招聘され、2019年のパリ・フェスティバル・ドートンヌで招待公演を行った『ディア・ライフ』は、48年の歴史を持つパリ・フェスティバル・ドートンヌで台湾の戯劇作品が初めて演じられたものである。2009年には、高雄ワールドゲームズのオープニング第3幕の演出を担当した。2014年の第51回金馬奨では、映画部門の予備審査と最終審査を担当した。2014年から2016年まで伝芸金曲奨のキュレーターと式典のディレクターを務めた。

 

作曲・音楽デザイン/林芳宜(リン・ファンイー)

オーストリア・ウイーン国立音楽大学卒業。作曲専攻。EUのアート組織「EUアート・ネットワーク(EU ART NETWORK)」が招聘するアーティストに台湾から選出される。非典人声三部曲の『墜落的告別』、『盛世如歌花如煙』、『百鬼給打撃楽団与預置録音』のような、アートの理念や実践を深く探求するシリーズ作品を好む。長年、多様なアートに注目し、京劇を取り入れた『無境入声』、クロスオーバー映像作品『閲読音楽I:譲我們来読詩吧!』や『異托邦的素描本』といったさまざまなジャンルを超えた作品の創作も手掛けている。

最近では、キュレーションプラットフォーム「八号会所」を設立し、衛武営の現代音楽プラットフォームのキュレーター、2022Mattauw大地芸術季(Mattauw Earth Triennial)のアシスタントキュレーターを務めたほか、若手アーティストとの交流や創作の発展に尽力している。最新作としては、国際的なクロスオーバー作品『連篇歌曲』、創作説唱戯『夢迴春閨』がある。

 

リーザ/梁又中(リャン・ヨウヂョン)

ソプラノ。国立台北芸術大学声楽修士。最近のオペラ公演としては、台東エコー・オーケストラ製作のモーツァルト『フィガロの結婚』抜粋公演でスザンナ役、台北市立国楽団製作の李哲芸『葱仔開花』でキャサリン役、衛武営国家芸術文化センターが国際共同製作を行ったヴェルディ『ドン・カルロ』で「天よりの声」役、台北フィルハーモニック・オペラ・スタジオによるモーツァルト『フィガロの結婚』でスザンナ役、ラヴェル『子供と魔法』でお姫様役、プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役、また、モーツァルト『魔笛』で第一の侍女役を務めた。

 

スー・チョン殿下/林健吉(リン・ジエンジー)

テノール。北ドイツ・キール歌劇院のレジデンス・ソリストを務めた。20年以上の歌唱経験があり、ピュアな音色でパワフルな張りのある歌声で、モーツァルトやイタリア・ベルカント唱法の演目を得意とするが、ロマンチックなヴェリズモ・オペラにも触れ、舞台では多彩なスタイルを披露する。近年出演の主なオペラとしては、高雄春の芸術祭での初オペラ公演『魔笛』でタミーノを演じたほか、エバーグリーン・シンフォニー・オーケストラのオペラシリーズで『こうもり』、『後宮からの誘拐』、『魔弾の射手』の主演を務めた。また、台北オペラシアターによるマスネのオペラ『サッフォー』ではジャン役、衛武営のオペラ《椿姫》ではアルフレード役を演じ、新古典室内楽団による『文学音楽劇場‐築詩.逐詩』にも出演している。

 

グステル/張殷齊(ジャン・インチ-)

テノール。屏東出身。東呉大学音楽大学院演奏組卒。林中光、孫清吉、李秀芬に師事。多数のオペラに出演。2019年の国家交響楽団による『メリー・ウィドウ』でラウル・ド・サン・ブリオシュ役、2021年には衛武営国家芸術文化センターの『椿姫』でガストン子爵役を務めたほか、2021年には台中国立歌劇院のワーグナー・オペラ・コンサートで『タンホイザー』のヴァルター役、2022年の衛武営国家芸術文化センターの『蝶々夫人』でゴロー役、2024年の春の芸術祭で『トスカ』のスポレッタ役を務めた。2019 年には、イタリアのR・テバルディ/M・デル・モナコ国際オペラ芸術学院とジョージア共和国バトゥミ音楽センターが共同製作したオペラ『ラ・ボエーム』でロドルフォを務め、イタリアのテアトロ・デッラ・フォルトゥーナ劇場で公演を行った

現在、台東大学音楽系コーラス講師を務めるほか、台北市百齢小学校合唱団を指揮、将心独韻合唱団を指揮、台北愛楽市民合唱団で声楽指導とアシスタント指揮、台北愛楽基礎声楽トレーニングクラスの指導教師を務める。

 

ミー/頼玨妤(ライ・ジュエユ)

ソプラノ。国立台湾師範大学音楽学院博士、英国王立音楽院修士。アマンダ・ルークロフト、ローザ・マニオンに師事。2014年ドイツ・ライプツィヒのクララ・シューマン・リートデュオ・コンクール1位。国立台湾師範大学音楽系卒業。李静美教授、楊艾琳教授に師事する。近作としては『シンデレラ』、『笠山之歌』、『ペレアスとメリザンド』、『愛の妙薬』、『こうもり』、『魔笛』、『ドン・カルロ』、『セビリアの理髪師』、『カンディード』、『ヘンゼルとグレーテル』、『修道女アンジェリカ』、『カルメン』、『椿姫』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『眠れる森の美女』に出演。イタリア、日本、スペインの巡回公演にも招待される。現在、国家両庁院オペラワークショップのメンバー、中華民国声楽家協会会員、斐陶斐栄誉学会名誉会員。

 

チャン/温穎傑(ウェン・インジエ)

バリトン。ドイツ国立ザール音楽大学を声楽の首席で卒業Honours Diplomaドイツ留学中、2021年にベルギーのブレン・ラルー国際声楽コンクールで3位となったほか、2022年にはイタリアF.M.I.声楽コンクールで奨学金を獲得するなど、声楽の国際コンクールで多くの優秀な成績を収める。数多くのオペラに出演し、ヴェルディのオペラ『椿姫』で父親役、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』でマルチェッロ役とショナール役を務めた。

 

宦官長/蕭東意(シャオ・ドンイー)

台北芸術大学劇場芸術創作大学院表演組修了。現在は「哮排演HaoxHsiaoTroupe」でクリエイティブ・ディレクターを務める。最近の劇場作品としては排演の『別叫我成功:芸術界帰来的児子』、『別叫我英雄』、『幕後七日』、瘋戯楽工作室 Studio Mの『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』、Shakespeare’s Wild Sisters Groupの『無題島』、『人民之王』、故事工廠の『四姉妹』、楊景翔演劇団の『誰是廖添丁』、盜火劇団『幽霊晩餐』、僻室の『天王降臨多久川』がある。

 
イベント名

フランツ・レハールのオペレッタ「微笑みの国」

ジャンル

オペラ

日時
2024/12/20(金)19:302024/12/22(日)14:30
上演時間

上演時間約125分、途中15分の休憩があります

料金

600/900/1200/1500/1800

注意事項

※上演時間約125分、途中15分の休憩があります

※推奨年齢7歳以上,必ず大人のご家族とご一緒に

※ドイツ語で上演。中国語字幕あり

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