劉孟捷(マンチェ・リュウ)ピアノ・リサイタル
11/04(金)19:3011/05(土)15:3011/06(日)15:30
ショパン、リスト、ラフマニノフ。名ピアニスト、劉孟捷(マンチェ・リュウ)が、これまでの演奏活動の粋を集め、生命と愛、そして死をテーマにした、それぞれ演目が異なる公演を3回行います。
高雄生まれの名ピアニスト劉孟捷(マンチェ・リュウ)は、21歳でカーティス音楽院初のアジア人、かつ最年少で教授(ピアノ)となりました。演奏活動が軌道に乗りかかったころ、希少疾患にかかり、ピアニストとしてのキャリアは中断されましたが、固い意思と厳しい理学療法を受けながら数多くの困難を乗り越え、奇跡的に健康を取り戻してピアニストとして復活するなかで音楽の真髄を深く悟ることができるようになったといいます。今回のリサイタルでは、第1回公演では、全曲リストの作品を演奏します。ピアノ独奏曲集「巡礼の年」からの選曲のほか、『第2年』の「ダンテを読んで」、そして「ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)」を演奏します。 第2回公演では、ショパンの「夜想曲(ノクターン)」からの選曲とラフマニノフとを演奏し、ラフマニノフが受け継ぐショパン、そして両者の対比を解釈します。第3回公演では、シューマン、モーリス・ラヴェル、オリヴィエ・メシアンなどの作品をNTTだけのために演奏します。こうした最近の演奏ではほとんど見られない選曲からは、リュウのピアノ演奏における愛の本質とその深い解釈を聴くことができるでしょう。3回のリサイタルでは、演奏順にリストからメシアンまで、感動的で崇高な体験となることでしょう。
ピアニスト/劉孟捷(マンチェ・リュウ)
高雄生まれのピアニスト劉孟捷(マンチェ・リュウ)は、1993年、カーティス音楽院の学生時代に、ピアニストのアンドレ・ワッツに代わり、フィラデルフィアミュージックホールで演奏した。 その華麗で完璧な演奏は、フィラデルフィアのローカルニュースのトップで紹介され、高い評価を受け、更には海外の大型コンサートに招かれるようになった。日々キャリアを積んでいたところ、突然、希少疾患にかかり、ピアニストとしてのキャリアは中断された。しかし、並々ならぬ決意と覚悟でいくつもの難関を乗り越え、奇跡的に健康を取り戻し、演奏のステージに戻ってきた。再出発を遂げたリュウは、ソロリサイタルを開くほか、クリストフ・アイゼンバッハ、グスターボ・ドゥダメル、アラン・ギルバートといった名指揮者との共演を果たした。
2002年には、エイヴリー・フィッシャー・キャリア賞、フィラデルフィア音楽基金協会Career Advancement Awardを受賞。アメリカ、台湾、香港、日本、韓国、中国、イギリス、フランス、スペイン、ニュージーランド、オーストラリアの主要都市で公演を行い、1993年からはカーティス音楽院で教鞭をとっている。2006年、シカゴのロチェスター大学にピアノの教授として招かれ、2014年秋には、ニューイングランド音楽院の教授陣に加わった。
劉孟捷(マンチェ・リュウ)ピアノ・リサイタル
音楽
上演時間約120分、途中20分の休憩があります
600/900/1200/1500/1800/2000
※上演時間約120分、途中20分の休憩があります
※推奨年齢7歳以上