羅翡翠╳頑劇場「愛しのデス」

サウンド実験 × 人形劇 × 物 × マスク ×肢体  
  
「聴く」オブジェクトシアターでもあり、「観る」音楽会とも言える作品です。
世界中の人が、それぞれの言葉で名前を呼ぶ、興味深い神秘的な人物。でも、誰も見たことはないのです。寡黙な彼は、実はやさしくて恥ずかしがり屋。来る日も来る日も毎日まじめに働き、いつか離れていく人たちに寄り添っています。ある日、いつものように机の前に座っていると、手の中から突然不思議な小さな友達が飛び出してきました……

ミュージシャンから劇場パフォーマーに転身した羅翡翠は、劇場クリエーターの黄凱臨、パーカッション奏者の余若玫とともに、今回の公演を手がけました。サウンド、音楽、人形劇、マスク、オブジェクトシアターの手法を取り入れ、異なる角度から生命の課題に切り込みます。サウンド、視覚から改めて生命の儀式を感じ、やさしく生命の歌を奏でます。

頑劇場 
フランス留学経験のあるアートクリエーター黄凱臨が2014年に設立。肢体、パントマイム、道化師、マスク、現代人形劇、及びオブジェクトシアター等の手法で、積極的に横断的にアーティストとコラボを行う。現代の形体劇場において新たな試み、実験を行い、作品において人間性や生命の真実を表現。簡潔で生命の比喩に満ちた「詩的な劇場」を目指す。