四把椅子劇団『恋、でももう若くはない』
07/08(金)19:3007/09(土)14:3007/10(日)14:30
女優の「私」は、独身女性の恋や失恋のドラマを演じるのに忙しい。舞台を終えて寂しさを紛らわすためにマッチングアプリを開くと、不思議な男ばかりが次々と現れます。お金も才能もあるけど妻もいる建築士の劉清雲、人が部屋に来ているのにジムに出かけてしまうジャスティン・ヴィーバー、顔は完璧なのにベッドは15秒だけの流川蜂...。「私」は何者?「私」はどこにいるの? 「私」は何を求めているの? どうしたら手に入るの? 何が「私」を止めているの? これは、役者が役をもらったときや、もう若くないと思ったときの恋で決まって自分に問いかける問いです。マッチングアプリでの出会いのたびに、「私」は、もし世界中のチャンスを与えられたなら、「私」が手に入れたいのは何なのか自分自身に問いかけます。
これは、王安琪(ワン・アンチー)やアラフォーの独身女優が、役者人生はどれほど疲れるもので、そして、男性と付き合うのはもっとだるいということを告白する独演劇です。王安琪が初めて脚本・監督・出演した本作は、自らの体験からの独身女性の心の内をリアルに描き、インターネット時代の現代人が求める感情的なジレンマをあぶり出します。ユーモア、ばかばかしさ、そしておかしくも悲しいセリフの中で、王安琪は心の中にある疑問と叫びに立ち向かい、自分自身との対話を展開していきます。
脚本・演出・主演/王安琪(ワン・アンチー)
国立台湾芸術大学戲劇系大学院卒業。俳優・声優・演技指導。東海大学表演芸術と創作修士課程コース非常勤助理教授。代表作品に、『服妖之鑑』、『全国最多賓士車的小鎮住著三姐妹(和她們的Brother)』、『宝島一村』、『台北爸爸紐約媽媽(Taipei Dad New York Mom)』、『Re/turn』、映画『阿莉芙(Alifu, the Prince/ss )』、短片『茶室阿金在室男(Gin and the Virgin)』等がある。2019年、国家両庁院短期アーティスト・イン・レジデンス、台北フィルムフェスティバル「非常新人(期待のニューフェイス)」に選出。
プロデューサー、脚本監修/簡莉穎(ジエン・リーイン)
国立東華大学住民語言与伝播系、文化大学戲劇系、国立台北芸術大学劇本創作大学院卒業。国立台北芸術大学戲劇系非常勤講師を経て、現在は大慕影芸CCO。30作以上の舞台劇の脚本・演出を手がけている。雑誌『PAR表演芸術』の2012年戲劇類パーソン・オブ・ザ・イヤー、また、2011年4月号では「10位表演芸術新勢力(パフォーミング・アーツ10人のニューフェイス)」の一人に、2015年には国家両庁院「芸術基地計画(Art Base Program)」アーティスト・イン・レジデンスに選出。著作に、簡莉穎脚本集『春眠』、『服妖之鑑』、『叛徒馬密可能的回憶録』がある。
四つの椅子劇団(4CHAIRS THEATRE)
2007年に正式に、若い劇場芸術スタッフらで立ち上げた劇団。今日までに製作した作品は12作。「オリジナル脚本」と「集団創作」を演出美学の主軸とし、劇場は集団全体で創作するという本質を通し、形式と内容が合致するよう探究している。「四つの椅子」とは、最初の立ち上げ時のコアメンバーの4人を指すとともに、現代の観客と演出の間での交流の媒体となるようにという例えをも意味する。舞台上における一瞬の「この場所 here」と「今、この時 now」へ観客を導き、現代の生活に身を置いていることを改めて考え追求している。
大慕可可KOKO Entertainment
ゴールデン・ベル・アワードの大慕影芸が、二大映像音楽グループである凱擘影芸(KBRO MEDIA)と華研国際音樂(HIM)との合資により設立したpan-entertainment投資会社「大暁創芸KOKO Entertainment」と、文化内容策進院(Taiwan Creative Content Agency、略称、文策院)との共同出資により設立された。IP翻訳開発、映画・テレビ人材の育成、制作プロジェクトへの投資など、映画・テレビ業界の強化が期待され、今後は、人材育成、制作物のインキュベーション、分野横断的なIP翻訳、演劇や映画制作などをサポートするための投資拡大などに注力している。
四把椅子劇団『恋、でももう若くはない』
演劇
上演時間約110分、途中休憩はありません
中国語で上演
300/500/800/1000
推奨年齢15歳以上