黄翊工作室 + 『墨Ink』
06/02(金)19:3006/03(土)15:3006/04(日)15:30
黄翊、董陽孜、黒川良一が、墨を光に、ボディを墨に、繊細ながらも荒々しいともいえる流動画を創り出します。
『墨』は、黄翊がシンプルなダンスに回帰し身体を探求した作品です。髪根から全身までを、さまざまな形の墨筆で表し、書道アーティスト、董陽孜の作品『無声の楽章』を再解釈しました。また、日本を代表する映像・音響アーティスト、黒川良一とのコラボにより、字のラインを瞬時に変化する映像にし、電子音響と独特の風格を持つ現代音楽を組み合わせることで、時空を超えた身体と光、影を融合させた流動的な画作としました。
芸術監督、コンセプト、振付け、プログラミング、ダンサー/黄翊(ホアン・イ)
台湾生まれ。創作は、身体、機械、プログラミング、映像などの多分野を融合させて行う。人とロボットがダンスをする『黄翊とKUKA』は黄翊の代表作の一つで、「テクノロジーアート界のアカデミー賞」と言われるオーストリア、リンツで開催されるアルス・エレクトロニカ(Ars Electronica)で上演した。2017年、TED年度大会開幕式の演出を担当、台湾人として初めてTEDの舞台に立った。TED IMAXの画面を通して、全世界800のシアターで放映され、TEDオフィシャルサイトの開幕式の映像は、50万以上のアクセスを数え、CNNや各種メディアにも大きく取り上げられた。2022年、パフォーマンスカンパニーの今後の可能性を探るため、台湾大学管理学院に入学。
書道アーティスト/董陽孜(トン・ヤンズ)
台湾で影響力のある現代アーティスト。巨幅の草書作品を得意とする。力強い筆使いと奔放な筆致が特徴的で、その独自の字形や字配りで、現代の書道アートの新たな境地を切り開いた。40年以上の創作歴を持ち、世界で60を超す書展を開催している。最近では、ジャンルを超えた創作や展示に焦点をあて、書の形式や内容を通して、書道アートに公共性を与え、現代性を浮き彫りにしている。董陽孜の大胆かつ革新的なジャンルを超えた創作は、インターネット世代における書写アートを活性化させるとともに、書道アートを現代アートの作品に取り入れることを模索することで、東洋の伝統芸術が現代においても輝き続けていくことを願っている。
映像・音響アーティスト/黒川良一
日本の映像・音響アーティスト。1978年生まれ。現在ドイツのベルリン在住。作品は、インスタレーション、音響映像、音楽演出などの多岐にわたる。音響映像と建築物の独特な手法による融合を得意とする。実際の風景とデジタル作成した構造を組み合わせることで、バーチャルとリアルの世界において時間軸を有した作品を構築する。
黄翊工作室 + 『墨Ink』
ダンス
上演時間約60分、途中休憩はありません
500/700/900/1200
※公演では、大量のスモークやフラッシュライト、照明、レーザー、大音量の効果音の演出がありますので、ご承知おきの上ご入場ください
※推奨年齢7歳以上