マスネ『サンドリヨン』~シンデレラ~
12/14(木)19:3012/15(金)19:3012/16(土)14:3012/17(日)14:30
今年の主力オペラ『サンドリヨン』~シンデレラは、英国のロイヤル・オペラ・ハウス、ベルギーのモネ劇場、フランス・リールのオペラ座、スペイン・バルセロナのリセウ大劇場による共同制作です。だれもが知るこの物語が、フランスの鬼才、演出家のロラン・ペリーの極めて巧みな構想によって、スタイリッシュでロマンチックに表現されます。
フランスの作曲家マスネによる4幕のオペラ『サンドリヨン』は、1899年にオペラ=コミック座で初演されました。音楽はグランド・オペラや抒情的歌劇などを組み合わせたもので、声に載せて多様なアイデアを表現しています。このうち、愛のデュエット「A deux genoux, bonne marraine」、コロラトゥーラ・ソプラノのフェアリー・ゴッドマザーと6人の妖精による「Je veux que cette enfant charmante」、生き生きとしたバレエ組曲「Le Filles de noblesse(貴族の娘)」はいずれもコンサートでおなじみの曲目です。
演出のロラン・ペリーは、ステージをカラフルな童話の本のようにデザインし、黒い文字が書かれた白いページを舞台の壁とします。衣装デザインも自ら手掛け、それぞれのキャラクターの生き生きとした楽しいイメージを造り出します。舞台道具と衣装はすべて英国ロイヤル・オペラ・ハウスから台湾へ空輸され、ドイツ在住の台湾人指揮者、林勤超が台湾フィルハーモニック(NSO)や国內外の声楽家とともに古典の解釈に取り組み、誰もが知っている童話に密度の濃いロマンとユーモアと吹き込みます。魅惑的なファンタジーの旅の始まりです。
指揮/林勤超(リン・チンジャオ)
ドイツ・コブレンツのライン州立フィルハーモニー管弦楽団副指揮者。2023年9月からは、ドイツ・マイニンゲン宮廷楽団で再度首席常任指揮者を務めるともに音楽監督代行に就任。2018年から2022年までドイツ・レーゲンスブルク劇場の音楽監督。2016年から2018年までドイツ・マイニンゲン宮廷楽団の首席常任指揮者。オーストリア・グラーツ国立音楽大学で指揮を専攻し、副専攻としてオペラの伴奏を修めた。マイニンゲン宮廷楽団とレーゲンスブルク劇場に在籍中、モーツァルトの『魔笛』やビゼーの『カルメン』、ワーグナーの『タンホイザー』など、数多くのオペラ作品を指揮した。
演出/ロラン・ペリー Laurent Pelly
演劇とオペラの演出家として、世界各地の大劇場から高い評価を得ており、1989年以来、100作近くのオペラ作品の演出を行い。国際的な音楽シーンで活躍している。独自の芸術的理念と洞察力による奇抜なユーモアを交えた演出で、さまざまな奇妙で思いもよらない世界を作り出す。衣装や舞台セットのデザインも行う、オールマイティーなアートの鬼才である。演出作品は国際的に重要な賞を多数受賞しており、2016年に「オペラのオスカー」と称される国際オペラ・アワードの最優秀演出家賞を、2019年にはOpera News Awards年間大賞を受賞した。また、『プーランク・ダブルビル』で2022年の国際大賞最優秀新作賞を受賞した。
マスネ『サンドリヨン』~シンデレラ~
オペラ
上演時間約170分、途中20分の休憩があります
フランス語で上演。中国語、英語字幕付き
600/1000/1500/2400/3000/3600/4200/5200(木、金)
900/1600/2000/2600/3200/3800/4800/6000(土、日)
※上演時間約170分、途中20分の休憩があります
※フランス語で上演。中国語、英語字幕付き
※推奨年齢7歳以上