風神宝宝児童劇団『風神ちゃんと悟空おじさんの地獄探検記』
07/11(土)14:3007/11(土)19:3007/12(日)14:30
大変、大変。父、牛魔王が地獄に連れて行かれました。焦った風神ちゃんは、何でもできる孫悟空おじさんに助けを求め、暗くて恐ろしい地獄へ父を助けに行きます。そうすれば、母、鉄扇姫は悲しまないし、また一家そろって暮らせるようになるから。
さて、風神ちゃんはうまく父、牛魔王を助け出せるでしょうか。
『晴空小侍郎』、『明星節度使』の二つの「妖怪(鬼)」を題材にし、幻想的で想像力に溢れた「あの世」で繰り広げられる冒険物語に続いて、「風神宝宝児童劇団」は第三作として「死後の世界」をモチーフとした『風神ちゃんと悟空おじさんの地獄探検記』を創りました。話の元となった『西遊記』に敬意を表すとともに、家庭教育において生命にかかわる課題を考えるきっかけを探ります。祖父や祖母が亡くなった時、子供たちにどう教えるか。家族を失った悲しみをどう乗り越えるか。風神ちゃんは度重なる困難のあと、皆さんに希望に溢れた、心温まる答えを伝えます。
しっかりとした創作チームの後ろ盾のもと、歌仔戯、雑技、歌・踊りと現代劇場及び3D動画を組み合わせ、明華園の一貫した華麗なファンタジーの世界をももった児童劇を創り出している。—表演芸術評論台劉美芳
伝統的な歌仔戯をうまく現代的な歌と踊りの舞台に取り入れ、心温まり感動する怪談。人情味溢れ、大人も子供も魅了される……─中国時報 李欣恬
舞台の美術、ビジュアル、照明、音響効果、道具の設計は、完璧であるだけでなく、子供の心を深く捉えている。─ 童話『晴空小侍郎』演出評論 丁鳳珍
「風神宝宝児童劇団」は、台湾で初めて設立された歌仔戯による東洋の文化を語り継ぐ児童劇団。最初の作品『風神ちゃんの火焔山』の公演以降、毎回異なる華麗な組み合わせによって伝統の歌や音楽も取り入れ、娯楽の要素を持たせているほか、教育的な意義も兼ね備えた児童劇場を演出し、伝統芸術を台湾の未来の主人公たちに紹介している。
団長の陳昭賢は、代々演劇を家業とする家庭に生まれた。団員は一人ひとり、それぞれ熟練の技をもっている。歌仔戯、京劇、舞踏、現代劇、武術等を背景とし、歌仔戯への熱い情熱の下、伝統的な公演に新たなオリジナルの要素を注ぎ込んでいる。文学的な題材や現代的な劇場上演方法を取り入れると同時に、伝統的な曲風に台湾民謡、現代的な編曲も融合させるといった試みも行っている。台湾語を主な基調とし中国語や、時には英語を交え、生き生きとした自然な公演を行うことで、歌仔戯が自然に子どもたちの生活の中に存在し、これからも受け継がれていくことを願っている。
風神宝宝児童劇団『風神ちゃんと悟空おじさんの地獄探検記』
伝統戯曲|子ども
400/600/800