fuse*『魂』
04/26(土)14:3004/27(日)14:30
誕生、死、魂からなる生命三部作最終章
イタリアのニューメディアアート・スタジオfuse*の作品『魂』は、fuse*生命三部作の最終章で、台中国立歌劇院の公演が世界初演となります。生命三部作は、万物の誕生から消滅までにインスパイアされたもので、生と死に対する認識や意識に関する探求をめぐる生命の道のりを示しています。第1部『光』(Ljós)は生命の誕生について語り、第2部『闇』(Dökk)は誕生から死に至る命の旅を描いています。第3部『魂』(Sál)は、焦点を生命の境界に移し、魂と来世について探求し、すべての存在は無常であるとの想念を受け入れ、定義するものです。
無常とは、消え去ることを意味するばかりではなく、万物の存在の変化や入れ替わりにも関係しています。もし、消失が続くならば、誕生の連なりも同じように持続します。すなわち、ミクロからマクロに至るすべての事や物は、いずれも永遠の流転の中にあります。『魂』は、意識が夢と臨死を遊走する人類の経験について探求し、量子物理学、哲学、スピリチュアリティ、人類の経験を通じて、さまざまな文化と宗教における魂と来世の関係を探ります。また、別の場所で瞑想している参加者の生理学的データを捉え、大劇場でのインタラクティブなメッセージや映像、音声をリアルタイムで分析・変換・伝達することにより、ダンサーが宙に浮いたままの無重力状態で披露するエアリアル・パフォーマンスは、精細で深みのある相互反応を呼び起こします。
世界で類を見ない『魂』では、視覚的に圧倒されるステージを作り上げます。メッセージを収集し分析した結果は公演ごとにまったく異なる効果をもたらし、観客を知覚の境界の突破へと導く唯一無二のパフォーマンスとなります。
fuse*
2007年にイタリアでルカ・カメリーニとマッティア・カレッティが共同で設立。最新デジタル技術を用いた新しい芸術表現の可能性を探求し、人類、社会、自然現象の複雑さの解釈に力を注ぎ、長年にわたって進化を続けている。創作の目的は、さまざまな分野の境界を探りながら、光、空間、サウンド、ムーヴメントの新たな関係性を追求することにある。実験と集団による創作パターンを通じて、思考、感性、イマジネーションを刺激し、啓発的で、超越的な作品を生み出している。fuse*は、地域社会と密接に結びつき、文化的知識のプロモーションと伝達に力を入れている。2016年からはNODE フォーラム・フォー・デジタル・アーツの共同制作を担当している。近年は国際的に著名なアートフェスティバルや芸術組織からたびたび招待を受け、電子音楽フェスのMUTEK・モントリオール、ハーグのアートフェス「TodaysArt」、イスタンブールで開かれたソナー電子音楽フェス、ベルギーのアートフェスKIKK、ニューヨークのアーテックハウスなどに参加している。
クリエイティブチーム/fuse*
世界初演・共同制作╱国家表演芸術中心(ナショナル・パフォーミングアーツ・センター)台中国立歌劇院
協力パートナー/初未来
fuse*『魂』
デジタルアート
上演時間、約60分。途中休憩はありません
700/900/1200/1400/1600/2000
※上演時間、約60分。途中休憩はありません。途中入場もできませんので、予めご了承ください
※推奨対象年齢:7歳以上