スティルライフ・カンパニー『Timber』
04/03(金)19:3004/04(土)14:3004/05(日)14:30
この急激に崩壊していく世界で、私たちは出口を見つけられるのだろうか
ベルギーのスティルライフ・カンパニーによる新作『Timber』は、伐採作業員が木が倒れる直前に発する警告の叫びから名付けられました。作品は観客を深い隠喩に満ちた森へと誘います。自然環境が危機に瀕し、未来が恐怖の陰に覆われる現在、劇団は不条理を通して現実と正面から向き合い、世の中に警鐘を鳴らす現代の寓話を披露します。万物がすべて崩壊する末日の光景を描き出し、人間と自然との繋がり、そして共に生きるという根源的な願いについて、改めて思索することを試みます。
2024年に大反響を呼び、チケットが入手困難となった話題作『Flesh(これぞ人「生」だ!)』に続き、今年の『Timber』も彼ら独特の創作スタイルを継承しています。絶滅の危機に瀕した森林を舞台に運び込み、目の前の危機に目もくれず享楽を求め続ける人間の姿を描き出します。野生動物の保護活動や心身のワークショップ、ピクニックのライブ配信といった出来事を通して、ユートピアと悪夢の狭間に広がる荒野の劇場を幾層にも構築し、世界の不条理と危機を鋭く分析します。
スティルライフ・カンパニー『Timber』
演劇
上演時間は約75分。途中休憩はありません
500/800/1200/1500
台中国立歌劇院
※上演時間は約75分。途中休憩はありません
※推奨対象年齢、12歳以上