今回も、そして次も、一緒に踊り、物語を語りましょう。

夢の国に入る前の瞬間は、最もファンタジックな瞬間です。すべてが現実と幻想の間をさまよい、すべての感覚が無限に広がり、隅っこの影が急に怪獣になったり、天井から聞こえる音が妖精のささやきに聞こえたりするかのよう。そして、しゃぼん玉がパチンと消えた瞬間、光と色の幻想的な旅が始まります。
 

『ベッドタイム・ストーリー』は、「2020白夜祭（NUIT BLANCHE）」や各大都市空間芸術祭に参加した、パフォーマンスワークショップ「二律悖反協作体Antinomy Company」による作品です。従来の親子向けダンスパフォーマンスとは異なり、様々な年齢層の「親子」を招いて一緒に作品を創り演じることで、最もピュアでオーセンティックな瞬間を彩る親子の時間をお届けします。今回、そして次も、子供たちと一緒に作品を創り、親子の思い出作りのお手伝いをします。一緒に物語を語り「親子で踊る」プログラムを一緒に作りましょう。

振付、プロデューサー／楊悦（ヤン・ユエ）

台北芸術大学大学院卒業、ダンス創作専攻。現在、「二律悖反協作体Antinomy Company」CEO。コンテンポラリーダンス、舞台及びダンス映像などを制作。自身のダンスと劇場のボディーを、劇場の美学概念と結びつけ、「不適性」、「生物性」及び「閲読が可能な」身体によって、作品でオリジナル性の高い身体様態を表現することを試みる。さらに、ダンスと肉体をパフォーマンス概念中の媒体とし、装置、光と影、オーディオ、影像間における新たな対話の始まりを模索する。最近の主な作品に、二律悖反協作体Antinomy Company『脈』－インスタレーションプロジェクト、カーネーション三部作第一部『婚姻場景ScenesFromMarriages』、ダンス映像作品『蟄（Torpor）』がある。

演出、音楽デザイン／李勻（リ・ユン）

台北芸術大学大学院劇場芸術創作大学院卒業演出専攻。現在、「二律悖反協作体Antinomy Company」責任者。現代及び伝統的劇場パフォーマンス全般で、ドラマ、レクチャーパフォーマンス、ミュージックパフォーマンス、ダンスパフォーマンス、歌仔戲（ゴアヒ・台湾オペラ）、布袋劇（人形劇）等を手掛ける。「物の美学」を、演劇の語りの美学の基礎とし、テキスト、モノ、音や光、テクノロジーと身体の間にある多重的な意味を探求する。最近の主な作品に、二律悖反協作体Antinomy Company『脈』－インスタレーションプロジェクト、李明璁×探照文化有限公司『敗者的搖滾瞬間』、台北木偶劇団『如夢初醒・孟麗君』、漾澄製作／筵齋文史工作室『林默娘掛帥二部曲－笨港進香』がある。

二律悖反協作体Antinomy Company

文学、音楽、演劇、ダンス、ジュアルアートなど様々な背景を持つメンバーからなる流動的なミクストメディア・アート・グループ。テキスト、身体、音、空間を主な実験的な創作素材とし、それぞれの分野の可能性を関連づけながら探求している。舞台、パフォーマンス、サウンド、インスタレーションを創作。作品の内的状態と外的環境の対立を常に意識し、メディア、コンテンツ構成、表現形式における多義的な可能性を探求する。相対性と矛盾性を有しているが、全体として一つになって前進するというコンセプトを有する。内的状態と外的環境の対立に直面しつつも、それを契機として、そこから新たな状況を生み出し、新しい試みの場を開いている。