三国志で「人生の勝ち組」として描かれる諸葛瞻は、8歳で父親の諸葛亮を亡くし、爵位を継ぎました。「臥龍の子」と呼ばれた諸葛瞻は、一生を父である諸葛亮の栄光に包まれて過ごし、主君の劉禅と蜀漢の民に慕われましたが、彼の成長に父親の姿はありませんでした。『臥龍：永遠のあの日』は諸葛瞻の視点から諸葛亮の人生の軌跡を捉えた作品です。父子二人が時空を超えて見つめ合い、胸の奥の奥深いところを隠している、言葉で表現することのできない感情は解読されることはあるのでしょうか。

『冥遊記─帝王之宴』に続いて再び、国光劇団の「老生」唐文華をジャンルを越えて劉備役に迎えます。「国家文芸奨受賞者」の唐美雲が諸葛亮を演じ、君臣の関係を超越した、世に稀な心の通い合いをうたいあげます。そして、「永遠的娘子」の許秀年、「人間国宝」の小咪とともに新たな時代を担う優れた役者たちを率い、ロマンと情感あふれる、熱い英雄たちの叙事詩を演じます。

唐美雲歌仔戲団

唐美雲歌仔戯団は「伝統を受け継ぎ、新たな段階を創造する」という精神を堅持し、伝統的な戲曲を芸術性の最高レベルに高めることを目指し、常に模索と試みを行い、ジャンルを越えたコラボレーションに思い切って取り組み、さまざまな工夫と創造によって、一般の人々の歌仔戲に対する固定的な印象を変えていきたいと考えている。歌仔戲界で活躍する優秀で経験豊富な役者を招聘するだけでなく、優秀な若手の登用やクリエイティブな才能の育成にも積極的に取り組み、伝統的な戯曲を台湾という土地で継承・定着させ、世界の舞台へはばたかせることを目指している。