唐美雲歌仔戯団『夢は潮の彼方に』
12/06(土)14:3012/07(日)14:30
嘉慶皇帝をもっとも悩ませた「海賊の女王」蔡牽媽は、時代を超越した変わった女性です。人生の半分を海上で過ごし、中年を迎えると、陸に上がることを夢見るようになりました。そこで、台湾を攻め落とし、海賊たちが安全に暮らせる場所を開拓することを決意します。「男という男は見尽くしてきた」彼女は、男装して艋舺に潜入するのですが、そこでまさかの「船酔い」―――、謎の富豪と恋に落ちます。
小生(若衆)を演じさせれば右に出る者がいない歌仔戯俳優の唐美雲が、今回はなんと海賊の妻を演じます。「歌仔戯の女王」許秀年と、「変幻自在の精霊」小咪とともに舞台で「曖昧な関係」を演じます。海賊の王蔡牽には、国光劇団を率いる老生、唐文華が特別招聘され、再登板となるダブル唐のカップリングが、愛憎が交錯する男女を演じます。
本作では、史実の枠を大きく飛び出し、海賊、官府、天地会(秘密結社)など、さまざまな勢力が暗闘を繰り広げ、権謀術策が交錯します。ロマンとスリルあふれる「パラレルワールド」への冒険の始まりを描きます。
唐美雲歌仔戲団
唐美雲歌仔戯団は「伝統を受け継ぎ、新たな段階を創造する」という精神を堅持し、伝統的な戲曲を芸術性の最高レベルに高めることを目指し、常に模索と試みを行い、ジャンルを越えたコラボレーションに思い切って取り組み、さまざまな工夫と創造によって、一般の人々の歌仔戲に対する固定的な印象を変えていきたいと考えている。歌仔戲界で活躍する優秀で経験豊富な役者を招聘するだけでなく、優秀な若手の登用やクリエイティブな才能の育成にも積極的に取り組み、伝統的な戯曲を台湾という土地で継承・定着させ、世界の舞台へはばたかせることを目指している。
唐美雲歌仔戯団『夢は潮の彼方に』
伝統戯曲
上演時間約170分、途中20分の休憩があります
台湾語で上演。中国語、英語字幕付き
500/800/1200/1800/2200/2600
※上演時間約170分、途中20分の休憩があります
※台湾語で上演。中国語、英語字幕付き