Ten Duets on a Theme of Rescue

物語性のあるダンスを得意とするカナダの振付家、クリスタル・パイトは、「Rescue（救援）」という言葉には物語が詰まっていると考え、振り付けを終えた後、そこにあるレスキューのイメージを探り、物語のなかで知られていない場面を語ります。5人のダンサーは10パートのパ・ド・ドゥのなかでシームレスに入れ替わり、さまざまな関係のなかにある親しさ、優しさ、衝突、喪失感、感情的な救援（レスキュー）を表現します。

Cluster

2022年にNDT2のために振り付けた新作。6人のダンサーが、日々の稽古の繰り返しから作り上げたボディランゲージに、ミルコ・ラザールのミニマル・ミュージックを組み合わせ、音楽とシンクロしたコンピューターアニメーションのように、数学的に正確で、極めて無駄のない、華麗で感動的なボディアートを生み出しました。

Bedtime Story

イスラエルの振付家、ナダフ‧ゼルナは、ダンスをデザインと劇場との融合を得意とし、鋭い感性を発揮します。『Bedtime Story』では、リズミカルな北アフリカの音楽が流れるなか、黒いナイトウェアを着た13人のダンサーたちが、夢と現実が重なり合う束の間の目覚めのときに突如として入り込み自由と希望にあふれる夢の中で、情熱的でアップテンポに踊り、自分の心のうちの子どもを改めて認識します。