当代伝奇劇場『欲望城国』
12/12(土)14:3012/13(日)14:30
©郭政彰(グオ・ジェンジャン)
『欲望城国』はシェイクスピアの悲劇『マクベス』を改編した作品で、当代伝奇劇場を代表する、異文化融合の名作です。本作は東方演劇の美学を核として、現代演劇の表現手法を取り入れ、西洋の古典を東洋美学による舞台作品へと昇華しています。本作では、京劇にみられる唱(うた)・念(せりふ)・作(所作)・表(演技)という高度な表現様式を通じて、現代の舞台における舞台美術、照明、映像美を結び付け、独特で強い印象を与える舞台における表現を作り出しました。劇中では、人間の心の奥底に潜む権力と欲望への執着を直視し、野心が理性をいかに吞み込み、最終的に破滅するという運命の深淵へ導くのかを幾重にも描き出します。『欲望城国』は『マクベス』の悲劇性を再解釈するだけでなく、当代伝奇劇場が40年にわたり探求し続けてきた伝統と革新、東洋と西洋の間にある伝統演劇のエネルギーと、世界の舞台芸術にも通じる創作の到達点を体現したものです。
©郭政彰(グオ・ジェンジャン)
劇団創設40周年を記念し、異なるキャストによる二つのバージョンを上演します。12月12日には呉興国と魏海敏が主演する「クラシック版」を、12月13日の「継承版」では、呉興国、魏海敏の両名が弟子である朱柏澄、黄若琳とともに主役を分担して演じます。師弟が同じ舞台に立つことで、本作はさらに歴史と継承の意味を深めます。
©郭政彰(グオ・ジェンジャン)
当代伝奇劇場
1986年、芸術監督の呉興国により設立。伝統演劇と現代劇場を結びつけることを目指し、東西の演劇美学を融合させながら、異文化と異なるジャンルの融合からボーダーレスな舞台表現へと挑み続けている。伝統芸能からマルチメディア技術までを自由に取り入れた創作は、世界のメディアから高い評価を受け、多くの観客を魅了してきた。海外公演は20カ国以上に及び、台湾で唯一、「世界三大芸術祭」と称される英国エディンバラ・フェスティバル、フランス・アヴィニョン演劇祭、ニューヨーク・リンカーンセンター芸術祭のすべてに招聘を受けた舞台芸術団体である。
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