2023-2024 オペラハウスレジデンスアーティスト-
2024/08/02(金)~2024/09/29(日)
《Relight +》は、オペラハウスのレジデンスアーティストである張博傑によるテーマ型創作研究プロジェクトです。このプロジェクトはクロスオーバーの協創方式を通し、フィールドリサーチ、工芸デザイン、芸術応用などの手法を用いて、消えつつある記憶や物事を現在進行形の研究課題に再転換することを目指しています。今回のレジデンス創作は、展示とウォーキングツアーの2つの形式に分かれ、新たな啓示と可能性を探求します。創造性と革新を通じて、昔の記憶を現代の生活に再注入し、人々の文化体験と感情のつながりを豊かにすることを目指しています。
展覽《Relight+日》
「留白計画」は台中市西区に位置し、日常をテーマにしているプロジェクトです。ここでは、民国70年代(西暦1980年代)の庶民的な建築様式を融合しており、磨石子の床、高い梁柱、鉄の窓格子、住宅と商業が共存する生活風景など、時空を超えた窓口のような感覚をさせます。このプロジェクトは、フィールド調査の中で参加した住民達から集められた文物を展示しています。台湾の窓格子をテーマにしたこの展示には、フィールド調査、クロスオーバー創作、参加者の物語、そして創作過程などが含まれています。
時間: 8月2日(金)~9月29日(日)10:00~18:00
場所: 留白計画(台中市西区五権西四街45号)
入場料: 無料
展覽《Relight+夢》
観覧者と共に夢境を創り上げるこの展示では、台湾の窓格子が音、映像、インスタレーション、光に変換されます。アーティストの張博傑は、参加者の物語、思い出の景色、感情感覚をインスピレーションとして、夢のような没入型の展示を参加者と共に創出します。観客がその空間を歩き回ると、まるで過去の時空に迷い込んだかのように感じられます。各窓格子が物語の章を繋ぐ架け橋となり、窓格子は時の痕跡を刻むだけでなく、観客と共に新たな柄を作り出します。
時間: 9月20日(金)~9月28日(土)11:30~21:00;9月29日(日)11:30~19:00/月曜休館場所: 凸凸廳
入場料: 無料
走讀《Relight+遊》
都市漫遊を通じて、旧市街区で異なる時代の窓格子の様相を探索し、今回のプロジェクトの参加者の物語を聞き、日常生活から創作へのインスピレーションを感じ取ります。このツアーでは、台中市区に残る最後の原生集落「東勢仔」、日本植民時代の水源地と診療所、民国時代の軍公教住宅と市場を巡ります。参加者を連れて、百年以上にわたる時空の流れに立ち、過去に存在した時の証を感じます。
時間: 9月27日(金)~9月28日(土)16:00~18:00(集合時間:15:45~16:00)場所: 芳華選物(台中市北区進化路337巷15弄2号)
Accupassチケットシステム: 料金 $500(7月3日(水)から販売開始、各回定員30名、12歳以上推奨
コンセプト及びディレクター/張博傑
張博傑の創作は主にデジタルライフとアナログツールの使用経験に基づいて、プロジェクトを発想しています。彼は参加者と土地とを繋げて、日常の物語を共に書き上げます。この創作過程において、人と人との微妙なつながり、見えない交差、個人から集団への生命経験を探求します。彼にとって、新しいメディアアートにおける「新」とは、新しい視点、新しい協力方法、新しい理解方法を通じて現れる新しい世界の姿を意味しています。
工芸の共同創作/真真鑲嵌玻璃研究所
ここは「霊光」を創造する研究所で、灯器の製作と創作実験の過程を通じて、伝統的なステンドグラス工芸と接合することを目的とし、作品に「慢(ゆっくり)」、「惜(大切に)」、「新(新しい)」といった現代で徐々に失われつつある美しい精神を伝えようとしています。展覧会やコラボレーションを通じて、ステンドグラス工芸の様々な可能性を推進しています。
*「靈光(aura)」という言葉は、ドイツの学者ヴァルター・ベンヤミン(Walter Benjamin, 1892-1940)が『機械複製時代の芸術作品』や『写真小史』などの論文で繰り返し論じた概念です。
音の共同創作/許雁婷
音素材を主要な創作メディアとして、音が持つ文化的な文脈とテクスチャーに着目しています。許氏の作品は、音と環境、個人、集団の記憶や内なる感情との関係を反映しています。フィールドレコーディング、電子音、物の音を交え、彼女の探求するものは録音された音の記録とフィクション、ナラティブとイマジネーションの間を揺れ動きます。また、創作には他のメディアや芸術分野などを頻繁に融合しています。
映像共同創作/黃偉軒
主にデジタル映像や動画を用いて創作を行い、その作品形式は多岐にわたります。劇場映像や音響などを含み、黄氏の作品は、デジタル写真によるモデリング映像を用いて、かつて存在した、または想像の中にしか存在しない空間を再び描き直すことに焦点を当てています。過去と未来、想像と現実の間に浮かび上がる様々な関係性の中で、人と居住環境を再構築することを目指しています。
装置共同創作/雑波ZAP
雑波ZAPは、機械装置、デジタル製造、分野を跨ぐ光電制御の創作チームです。テクノロジーの技とユーモア的な遊び心を組み合わせ、日常生活の中で驚きを創造することに力を入れています。虹のような、予期せぬ美しい体験を人々の日常に届けることを目指しています。
演出製作チーム
コンセプト及びプロジェクトディレクター/張博傑
創作顧問/高翊愷
工芸共同創作/真真鑲嵌玻璃研究所
音の共同創作/許雁婷
映像共同創作/黃偉軒
装置共同創作/雑波ZAP
プロデューサー/鄭伊婷
制作/張晏慈
技術統括/林汝珊
技術執行/黃教虎、陶曉慧、羅宇燦
撮影/李雨軒
ビジュアル事前ディスカッション/d
ビジュアルデザイン/張博傑
文字デザイン/軌室Absence Lab
記憶投稿の参加者/高仕凡、陳淑薇、趙令琨、鍾耀霆、魏竑諒、羅聖鈞
記憶オブジェクトの参加者/王心怡、林乃女、林育如、林瀅、洪素愛、洪雅文、張玉燕、莊惠鈞、許碧娥、郭惠瑀、陳祉勻、陳郁晴、彭鈺婷、曾子瑩、黃采容、楊鴻硯、劉俐彣、劉盈君、劉睿昕、蕭亦汝、賴文娟、駱明宗、簡惠潔、簡惠霙、陳鈺婷
特別感謝/芳華選物、黃于馨、劉怡君、邱垂仁、陳穎思、陳彫刻處
協力/留白計画blank plan
2023-2024 オペラハウスレジデンスアーティスト-
展示
その他の会場
無料
展示《Relight+日》無料
展示《Relight+夢》無料
ウォーキングツアー《Relight+遊》Accupassチケットシステム: 料金 $500