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林麗珍(リン・リーチェン)

無垢舞踏劇場芸術監督

台湾モダンダンス界のを代表する振付家で、「台湾ダンス界の奇才」とも称されている。近年は国際的な評価も高く、独仏共同出資テレビ局「ARTE」が選ぶ世界でもっとも特色のある8人の振付師のひとりに選ばれ、アジアから唯一の選出となった。国内では、2005年に国家文芸賞、2015年に台北文化賞、2019年に呉三連賞を受賞。林麗珍のダンスには、暴力的な衝撃と母性の慈しみという、相反する要素が共存している。彼女の作品は、郷土の文化に根ざしながらもローカリズムにとどまらない、ダンスから発しているがダンスの枠に収まらない。代表作4作は、数十年の時を経て熟成され、振り付けによって成熟していき、台湾のダンス界に大きな影響を与えるとともに、台湾文化を国際舞台へと跳躍させている。