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zakkubalan
坂本龍一(1952-2023)
音楽
東京生まれ。作曲家、プロデューサー、アーティスト。その多彩な経歴には、伝説的なテクノ・グループ、イエロー・マジック・オーケストラでの先駆的なエレクトロニック作品、ポップ・アルバムのプロデュース、数多くのクラシック楽曲、2つのオペラ、ベルナルド・ベルトルッチ(Bernardo Bertolucci)、ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar)、ブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro González Iñárritu)ら映画監督たちのための45曲近いオリジナル映画/テレビ音楽などが含まれる。彼の映画音楽は、アカデミー賞、2度のゴールデングローブ賞など、名だたる賞を受賞している。
坂本は、世界中のギャラリーや美術館で個展や共同インスタレーション、複数作品による展覧会を開催し、アート界にも多大な功績を残した。
71歳の誕生日である2023年1月17日、坂本は15枚目のソロアルバム『12』をリリースした。このアルバムは、坂本龍一が2年半に及ぶ癌との闘病生活の中で、音日記のように録音した音楽スケッチから選りすぐった、12曲を収録したものである。
晩年は、現場でのパフォーマンスが難しくなっていたが、2022年末、全身全霊をかけて生前最後のピアノソロコンサート『Ryuichi Sakamoto | Opus』を行った。
彼の作品を網羅的に紹介する最大規模の回顧展は、2024年12月から2025年3月まで東京都現代美術館で開催された『坂本龍一|音を視る 時を聴く』で、同館30年の歴史の中で最多来場者数を記録した。坂本龍一は、2023年3月に逝去、享年71だった。