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トーマス・グンズィグ

脚本

2021NTT-TIFA系列節目文字資訊/落版

 

中文節目名稱

2021 NTT-TIFA骨舞團《愛 在死神來臨時》

 

日本語作品名

2021NTT-TIFA アストラガルス『コールドブラッド

 

 

節目介紹

洗車中の事故、ボタンの誤飲、殺人犯の自殺…死に方があっけないものだったり、機会できないことだったらい、ばかばかしかったとしても、人はその人生の最後に最も美しい景色を目にすることでしょう。『コールドブラッド』は、七人の主人公が人生最後のときに、頭に浮かんだ最後の光景をそれぞれの物語で表現します。それはかつて過ごした楽しい時間、記憶の底にしまい込まれた幸福なのです。

 

ベルギーのダンサー、ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイと夫で映画監督のジャコ・ヴァン・ドルマルは、ダンス、映画、舞台、ブラックコメディ、ビジュアル手法を織り交ぜ、「テーブル上の撮影実験」を舞台上に展開しました。遊び場のような背景の中、ダンサーは手と指の動きだけで絡んだり離れたりしながら、時にコミカルな、時に感動的なシーンを演じます。舞台の中央は映像制作現場と化し、その小さな舞台は同時に大きなスクリーンに映し出され、照明や音楽の織り成す世界がスピーディーに展開されます。これまでにないような変わった、ユーモアのある手法で生み出されたこの作品は、2015年の初演以来世界中で上演され、多くの人に絶賛されています。

 

藝術家介紹

演出、振付け/ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ Michèle Anne De Mey

ベルギーの舞踏家、振付家。1989年にカンパニー「アストラガルス」を創立。ブリュッセルのスタジオを拠点に30以上のダンス作品を作り出している。1990年の作品『英雄交響曲』Sinfonia Eroïcaで数々の賞を受賞し、国際舞台に躍り出る。2005年~2015年、ベルギーのシャルロアダンス(Charleroi-Danses)の共同芸術監督を務める。ダンスの世界の多様性を追求し、親しみやすさ、ストーリー性、深層心理、ディコンストラクションに基づいた発想と、音楽と身体の動きを密接に合わせることに重点を置き、スタジオやワークショップを通して新しい世代のダンサーの育成も積極的に行っている。

 

創作、監督、撮影/ジャコ・ヴァン・ドルマル Jaco Van Dormael

世界的に評価されているベルギーの鬼才。80年代初期から短編映画やドキュメンタリーを手掛け、1991年には初めての長編映画『トト・ザ・ヒーロー』Toto le Hérosのユーモアと子供心溢れる作風で第44回カンヌ映画祭でカメラドール賞、第17回フランスセザール賞の最優秀外国映画賞を受賞。その他『八日目』The Eighth Day, 1996、『ミスター・ノーバディ』Mr. Nobody, 2009、『神様メール』The Brand New Testament, 2015など国際的に評価の高い作品を制作している。2011年より活躍の場を舞台にも広げ、妻でダンサーのドマイと共に『キス・アンド・クライ』Kiss & Cry, 2011『コールドブラッド』(Cold Blood2015)、『アムール』Amor, 2017などの作品を制作している。

脚本/トーマス・グンズィグThomas Gunzig

ベルギー文壇の新星との呼び声も高く、その著作は多くの言語に翻訳されている。短編小説集『不安定な状況』Situation instable penchant vers le mois d’août, 1993、『世界最小の動物園』Le plus petit zoo du monde, 2003など、ブラックユーモアにあふれた作品が知られている。映画や舞台のシナリオも多く手掛け、ドルマル監督とタッグを組んだ『神様メール』は73回ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞にノミネートされたほか、2015年第68回カンヌ国際映画祭の監督週間やベルリン国際映画祭にも出品され高い評価を得ている。