主な出演者

カンパニー・アドリアンM/クレールB

コンセプト・芸術指導

フランス・リオンのIT創作カンパニー・アドリアンM/クレールBは、クレール・バルデンヌとアドリアン・モンドとが2011年に立ち上げたカンパニー。非常に詩的で独特の視覚的語彙を用い、テクノロジーアートを展開する。人間の身体を創作の核とし、身体の軌跡と動きを映像とデジタルアートで探り、舞台の空間と時間の制約を打ち破り、リアルとバーチャルを同一平面上に置き、驚くべき視覚体験を生み出す。エンジニアでジャグラーでもあるモンドは、2004年からデジタルとジャグリングとを組み合わせた作品の創作を始めた。そして、『Cinématique』で、フランスのアンギャン=レ=バンで行われたデジタルアート・フェスティバル「バン・ヌーメリック」の国際部門で審査員特別グランプリを獲得している。一方、バルデンヌは、グラフィックデザイナー、舞台芸術家という背景を持ち、画像や符号が伝えるイメージや、それが構築する空間の解釈を得意とする。2011年にカンパニーを立ち上げてから今日まで、『WYZT』、『Abstract Landscapes』、『Hakanai』、『Pixel』、『The Movement of Air』等、多くの身体とアクティブデジタル映像を組み合わせたテクノロジーアート作品を制作しており、最近は、ARとVRインスタレーションを活用し、インタラクティブなアート制作に挑戦している。『Mirages & Miracles』、『Acqua Alta』では、現実とバーチャルが交錯したパフォーマンスに成功し、国際的な巡回公演も好評を得ている。