鄭伊里 ゼェン・イーリー CHENG I-lly

作曲家

1984年台北生まれ。作品のほとんどは作曲の概念を身体、電子音、映像やインスタレーションといった複合分野に融合させている。近年は様々な質感の有形物体の音の実験やパフォーマー自身の特質に着目。国立台湾師範大学音楽学部作曲修士、アムステルダム音楽院電子音楽修士、現在は国立台北芸術大学と輔仁大学音楽学科の非常勤講師。

2010年教育部文芸創作賞作曲部門にて最優秀賞受賞、台北デジタルアートフェスティバルにてファイナリスト、2014年はフランスパリ国際芸術都市にてアーティスト・イン・レジデンス。2019年衛武営国家芸術文化センター推薦のもと、ペーテル・エトヴェシュ・コンテンポラリー・ミュージック・ファンデーションにてトレーニングを受け、作品を発表。また、オランダのガウデアムス国際音楽週間、ドイツIMD、国際現代音楽協会世界音楽の日々(ISCM World Music Day)国際コンピュータ音楽学会、インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズにおいても作品が発表される。

|創作経歴|

《生命是無止盡的流動(人生は動き続いて行く)》:笙八重奏、打楽器、パイプオルガン 会場:衛武営国家芸術文化センター(2020)
Life is floating endlessly, 8 sheng players, 4 percussionists and organ, National Kaohsiung Center for the Arts (Weiwuying) (2020)
《痕》:水彩紙、フルート、ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ 会場:ハンガリーブダペスト音楽センター(2019)
Trace, for flute, piano, violin, viola, cello, amplified water colour paper, Budapest Music Center (2019)
《誤讀(誤読)》:コンサートホール席にある40セットの振動スピーカー、4chサラウンドスピーカー、インタラクティブ天井投影 会場:国家両庁院演奏庁(2019)
Misreading, for 40 installed transducers under concert hall chairs and projection mapping on the ceiling, National Theater & Concert Hall (2019)
《露》:中国笛、即電子音声 会場:国家両庁院演奏庁(2019)
Dew, for dizi solo and live electronics, National Theater & Concert Hall (2019)
《觸》:四人のパフォーマー、音声設備 会場:スイスローザンヌLe Bourg(2017)
Touche Nature, for 4 percussionists and water installations, Le Bourg (2017)

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